コンセプト

我々は、住まい手のみなさんと対話を繰り返し "家づくり" をしていく中で、大事に考えていることがあります。

我々の考えるデザインとは、決して、建物の形体や表層の装飾に偏執的にこだわることではありません。

我々の考えるデザインとは、その場所の潜在的な魅力を引出し、機能性や生活導線について考え、そこに住まう人、訪れる人が、ストレスを感じることなく、美しく振る舞い過ごしていける、永続性を持った空間や形体を構想することです。

その場所の特性をふまえ、周辺環境に対して開き、あるいは閉じたりしながら、自然とうまくつながることによって、光・風・水といった自然エネルギーを上手に住まいに取り込み、四季の移ろいを五感で感じられることです。

地震や火災、防犯に強いことは当然の事として、さらに、環境に対しても安全であるということです。

住まうことで必要なエネルギーを使い捨てるのではなく、再利用可能な自然エネルギーを活用出来るように建物をデザインし、未来の子供たちに安全な環境を残していくことです。